概要
東大阪工場地帯の一面にある自動車修理、メンテナンス、販売を手掛ける会社の改装。
元々は現在の工場全体の内、半分のスペースで長年営業していたが、道に面するもう一方の半分を購入することが出来たので、新たな業務の拡大のために2つのスペースをつなぎ、より余裕のある空間を新たな企業イメージの構築を目指した。元々表の道側には窓もなく、内部で何が行われているか外部から伺い知ることが出来にくい状況だった。また閉ざされた内部の夏の耐え難い暑さの工場での作業を少しでも快適にすることが必要だった。
そこで道側の壁を大きく開口とし両側へ完全に引込むことで通風を取り、内部を可視化し社会的な信頼をより高めるよう考えた。また高級な車や人気車をそこに置くことで販売促進と企業イメージのマップを狙っている。また修理を持つ顧客が快適に待つ時間を過ごせるように、トイレなども女性が清潔に感じるようデザインし、女性も安心して訪れる事が出来るようになっている。
この会社の手のぬくもりを感じられる仕事に対する姿勢とより高級な車を扱える技術力の高さを工場のデザインを高めることで表現したかった。