概要
大阪北新地の中心部にあるビルの中の小さなバー、30平米に満たないこのスペースを完全にスケルトンにして再構築した。この四角い小さなスペースに空間の変化を与え、奥深い印象を与えるように試行錯誤した。そのためカウンターをS字型に湾曲させ、客との関係性或いは客同士の関係性に連続的な変化を与えようと考えた。
また、そのカウンターの形に沿ってその対話空間をブルーのストリングカーテンで包み四角い空間の中に緩やかで暖かく、そしてこの極東の片隅で忙しい外の空間と少し時間の流れの違う場所が生まれたと思っている。