概要
ビルの新築が相次ぐ大阪の江坂にあって未だ古い建物が残る静かな住宅街に計画された若い造園家夫婦と子供3人の家族の為の住宅。
母屋に両親と同居していたが、敷地の隅に独立住宅として小さいが古い街並みに調和しつつ存在感のある住宅を目指して設計した。
内外ともRC打ち放しで、洞窟のような澄んだ空気を感じる空間にしたかった。そのため大きな開口は最上階に作り、そこからスケルトンの階段や吹き抜けを通して光が降り注ぐようにしている。
またこれから小さい子供を育てていく為の「住む道具」としての住宅を模索していく中で若い家具作家とのコラボレーションを試みた。
その結果全く新しいプログラムの家具が作り出され、ある種試行的生活が始まっている。