概要
奈良の主要部は、ほとんどがその北部に集中しているが、その中で南部の木材の集積地にほど近い橿原市にこの住宅は計画された。
吉野桧が有名で、梁、柱、桁等全ての構造材を120角の桧材で統一し、材の発注の効率化を計った。
柱を2本1組として建て、その間に横架材を挟んでボルトでジョイントする構造として、そのことで材のきざみなどの手間を大幅に削減した。2本の柱の間を材が自由にスライドすることが可能となり、2Fは4つの異なる床高でそれぞれのスペースの領域を作り出している。
子供たちはその異なるエリアを自由に使いこなし、楽しく遊んでいる。