概要
奈良市の高級住宅街に計画した夫婦と子供2人の為の住宅。
道路から奥に向かって傾斜しているので、それを利用し、大きな水盤中庭を挟み手前を平屋、奥を2階建てとし、その中央を軒下空間として抜き、風がそこを通り、水盤の中庭からリビングを抜けていくよう計画した。
2階の部屋には南北両サイドにそれぞれの階段を取りアクセス出来るが、それらは2階で繋がっている。前面道路側は大きく建物を後退させ、里山のような造園計画とし、木々の間の小径を抜け玄関にアプローチする。またガレージとはガラスのブリッジでつなぎ外部の空間を出来るだけ内部に取り込むようにした。子供達は里山や中庭の水盤で四季の花々や生き物と触れ、ハット(小屋)で友達と遊び、楽しく生活している。