概要
大阪北部の新興住宅街の中にある大きな区画に計画したRCと木造の混構造の住宅。
周りは住宅メーカーの住宅が殆どだが概ねサイディング等の新建材の建物に取り囲まれている。プランは建物の中央に半地下の防音ピアノ室をコンクリートで作り、その上が施主の書斎となり、そこから両翼のエリアに上がって行くシステムとなっている。中庭を中心に各エリアがそれを取り囲むようにして配し、リビングは大型のガラスの箱のようにデザインをした。夏の暑さには外部電動ブラインド使用し、かなりの効果を上げている。正面は板貼の塀で南道路とは遮断し、全体を墨色に抑え、画一的な住宅街の中に物言わぬ一石を投じることとなった。