概要
奈良市の古い商店街に古い町家を利用して計画した店舗。
奈良市の南に本社にある実業印刷の商品のリサーチを目的としたとしたアンテナショップ。
インテリアは60mmの木の角材を組み合わせたフレームに漆塗りの棚を載せた構成となっている。これは実業印刷の本社ビルが65mmの無垢の鋼材をボルトで組み上げた構造で設計したがそのイメージを木に移し替えて実業印刷のインテリアイメージを踏襲している。またオーナーの活版印刷に対する強い思いを受け止めなにか印象的なディスプレイをしようと考えたが、大小、文字や形にかかわらず何であれ全てのアンチモンと鉛の合金の版の長さが同じことから、(印刷の面は平滑だから当然だが)テーブルのディスプレイをその印字で埋め尽くし作ることを思いつきデザインした。
最近のインスタ映えの流行で訪れる人の格好の被写体となっている。